【重要】マルチーズのしつけ方(基本編:心構えと叱り方)

  • マルチーズのしつけってどうしたらいいのかな?
  • そもそもしつけってなんで必要なの?
  • しつけているが上手くいかない。
  • 正しいしつけの方法や叱り方が知りたい。

この記事ではこのような「しつけ」の疑問にお答えします。


そもそもなぜワンコにしつけが必要なのでしょうか。

人間の言うことを聞かせるため? → ✖️いいえ。違います。

しつけはワンコに人間社会のルールを覚えてもらい、ワンコも人間もお互いストレスなく快適な生活を送れるようにするために行います。

ストレスが減ることで大事なワンコが心も身体も健康で長生きしてくれるようになります。
人間と一緒ですね。

また、ワンコ達はしつけられて初めて犬になります

しつけられていないワンコは野犬やオオカミと一緒。
自分の本能と欲望のままに行動し、犬社会のルールのもと邪魔をすれば人間にでも迷わず攻撃をしてくるでしょう。

だからこそしつけを通して人間社会のルールを学び共に暮らせる家族になってもらう必要があるのです。

私の家族にはトイプードル3匹にマルチーズが1匹おります。
みな子犬の頃、家族に迎え入れた瞬間からしつけを行なってきました。

私にはしつけについて自分なりの鉄則とも言える方則があります。

それは良いことをした時にとにかく褒めるてあげることです。

それも全力でです。

全力で褒めます。良く出来たことを一緒に喜ぶんです。

ワンコと過ごしているときはとにかくこの褒めるタイミングを見逃さないようにして下さい。

この記事では子犬から4匹のワンコをしつけた私の経験をもとにマルチーズをしつけるに当たっての基本を紹介します。

この記事を最後までお読み頂くと、マルチーズのしつけの基本を身につけることが出来ます

①しつけの心構え

とにかく褒めて覚えさせる

ワンコは人間に褒められることが大好きです!🐶

これはマルチーズでもトイプードルでも違いは全くありません。

全力で褒めてあげた時の愛犬達の嬉しそうな表情は、こちらまで幸せな気持ちにさせてくれる最高の癒しです。

褒めて覚えてもらうことはしつけの基本中の基本ですので必ず覚えて下さい。

✖️悪いことをしたら叱るをしつけの根幹にしてはダメです。

◎ 良いことをしたらとにかく全力で褒める!

この姿勢をしつけの根幹にして貫いてください。

マルチーズは本当に理解の早い賢い犬種です🐶

私たちの喜ぶことをすぐに覚え、私たちの愛情をしっかりと理解してくれます。

悪いことをしないか監視するのではなく、良いことをしてくれるのを注意深く見てあげてください。

褒めることで覚えてもらいましょう。

ここな’s OnePoint !
ここな
ここな

人は褒められると、脳が刺激されドーパミンが放出されることで強い幸福感に包まれるということがわかっているんだって🐶
それと、褒める方の人も褒めるという行動そのもので脳が活性化するみたいだよ✨
ワンコにも人にも良い効果が期待できるなんて、褒めるって最高だね🐶

可愛さに負けない

子犬のマルチーズ。
今まで出会った生き物の中で一番可愛いと思われていることでしょう。

ただその見た目に負けて可愛がりすぎて甘やかし過ぎてしまうと愛犬にも飼い主にも下記のような良くない影響が起こってしまうかも知れません。

  • 飼い主への依存度が高くなり過ぎることで飼い主がいない間強いストレスと不安感を覚えてしまう
  • 自分が家族(群れ)のリーダーだと錯覚し、常に周囲への警戒心から心身ともに疲弊してしまう
  • 褒められることが当たり前になりすぎてしつけが上手くいかなくなってしまう

このような、マルチーズにとっても飼い主にとっても辛い悩みに繋がってしまう危険があります。

マルチーズは賢い犬種であるが故にリーダー犬になる素質も秘めていますので余計に注意が必要です。

可愛がりたい。甘やかしたい。気持ちは痛いほど分かります。

ただ、先にご説明した褒めることと甘やかすことは全く違うことです。

甘やかすとは四六時中「可愛い可愛い、いい子だね」とずっとべったりしていること。

いついかなる時も常にいい子だねと褒められていたら、本当に良いことをしたときに褒めたとしてもマルチーズには伝わらなくなってしまいますよ。

時には甘やかしたいその気持ちをグッと抑えることも必要です。

一貫性を持つ

マルチーズの行動に関して人間側が一貫性を持つこともとても重要です。

例えば、叱る時の言葉。

家族みんなで必ず同じ言葉で注意するようにして下さい

旦那さんが「コラっ!」と言ったり、奥さんが「いけない!」と言ってみたり、子供さんが「ダメ!」とそれぞれ違った言葉で注意するのはおすすめ出来ません。

人間は違う言葉でも注意されていると分かりますが、愛犬にとっては全く違う言葉たち。

色々な言葉で言ってしまうとそれが注意されている言葉だと覚えるまでに余分に時間が掛かってしまう原因となります。

これは褒める時の言葉も同様です。

そのため最初に家族で共通の言葉を決めてしまいましょう。

ポイントは短くて言いやすい言葉にすること。

・褒めるときは、「いい子」「グッド」「えらい」
・叱るときは、「ダメ」「ノー」「いけない」

このような言葉の中で人間側の感情が載せやすい言葉を選ぶのがおすすめです。

ダブルスタンダードに気を付ける

時と場合によって怒ったり褒めたりするいわゆるダブルスタンダードになってしまうことが無いようにも意識しましょう

無駄吠えを治したいので普段は注意しているのにも関わらず、帰宅した際に嬉しそうに吠えてる姿をみて「お待たせ。可愛いね。よしよし!」などと褒めてしまう。。。

気づかないうちに良くやってしまう行動です。

でも、マルチーズにとったら時には怒られ、時には褒められとなると飼い主にとって私たちマルチーズの行動はどっちが嬉しいのかなと混乱してしまう原因になります。

ここでも一貫性を持ち、愛犬がどんなに嬉しそうに吠えていてどんなに可愛くとも愛犬が落ち着いて静かになってから全力で褒めて上げるようにしましょう。

②しつけのときの叱り方

愛犬を叱ってしつけなければいけないときの叱り方にもポイントがあります。

ここな’s OnePoint !
ここな
ここな

叱るのは飼い主さんが「してほしくないこと」をしてしまったときだけにしてね🐶
トイレやお座りなどのトレーニングが上手く出来なかったときには叱らないで。。。
トレーニングが嫌いになっちゃうよ。


叱り方にも注意点がありますのでこちらでお話ししていきます。

どならない、ぶたない、名前を呼んで叱らない

まず飼い主が絶対にしてはいけない叱り方について。

愛犬が悪いことをしたとき、ついつい感情的になってしまいがちです。

しかし感情的に叱る行為は愛犬にとって悪い影響を与えてしまうことに。

この「どなる」「ぶつ」「名前を呼んで叱る」が愛犬にどんな悪影響を与えてしまうのか、詳しく解説していきます。

  • どなる
    情緒不安定な飼い主と思われる。
    人間同士でも怒鳴る人を見て思うことと全く同じですね。
    犬の群れのリーダーは物事に動じない素質が必要と言われています。
    愛犬は情緒不安定な飼い主をみてこのリーダーでは信頼出来ないと大きな不安を感じてしまいます。
  • ぶつ
    愛犬の体をぶつ行為にはひとつもメリットはありません。
    本来飼い主の手は愛犬にとって「やさしく撫でてくれる」「おやつをくれる」安心と幸せを与えてくれる存在のはず。
    ぶつことでその手に対する安心感が無くなり恐怖の対象になってしまいます
    ぶたなくてもしつけは出来ます。
  • 名前を呼んで叱る
    叱るときに咄嗟に名前が出てしまうこと。多いです。
    「ここな!ダメ!」⇦私もたまにやってしまいます。
    愛犬の名前を呼ぶときは、ワンコにとって嬉しいことが起こるときだけにしましょう。
    ご飯、おやつ、おさんぽの声がけのときなどです。
    叱るときに名前を呼ぶことが習慣になると、名前を呼んだら自分から逃げるようになってしまいますので気をつけましょう。

このような悪影響が出てしまいます。

感情のコントロールが出来ない飼い主からしつけの行き届いたマルチーズは生まれません。

我々飼い主側も愛犬と一緒になってトレーニングしましょう。

3秒ルール

マルチーズは自身の行動と現在の状況を結びつけることが人間のように上手くは出来ません。

良いことをしたとき、悪いことをしたときどちらの場合でも、その行為をした3秒以内に「褒める」「叱る」をして下さい
そうでないと愛犬は今はなんで褒められているのか、叱られているのか理解することが困難だと言われています。

例えば、見えないところで悪いことをしていたことに後から気がついたとします。

当然ですがその時に叱っても愛犬はなんで叱られているのか全く理解することが出来ません

悪いことを見逃してしまったのは我々飼い主の責任です。

そのときは仕方ないと諦めて次のしつけの機会を待ちましょう。

良い叱り方

ここでは私も実際に行い効果を実感している良い叱り方についてお話しします。

  • 無視をする
    本来群れでくらすマルチーズは仲間から無視されることがとっても嫌い
    要求吠えを治したい時にはこの無視をするのが最も効果的です。
    この無視をする時のポイントは「絶対に目を合わせない」ことです。
    目を合わせるだけでも吠えたら見てくれた、反応してくれたと感じ要求吠えは治りません。
    背中を向けて完全に無視を貫いて下さい。
  • 嫌がることをする(音と匂いで)
    マルチーズは我々よりも、聴覚、嗅覚が優れていますのでこの特性を利用します。
    例えばテーブルや椅子の脚部分を噛んでしまう癖を治す際などには、噛んだ瞬間に「ダメ!」と低い声で叱ったり、空のペットボトルをグシャッと握り大きめの音を立てたりするのが効果的です。
    この際は何度も声で叱ったり音を出したりせずに、1回で分からせましょう。
    また声で叱るときは愛犬の目を見て叱ることも大事なポイントです。
    何度も繰り返すと嫌がっていたはずの行為に慣れてしまいます。
    脚の部分にワンコの嫌がる匂いのするスプレーを吹きかけておくのも効果があります。

実は効果的な良い叱り方の種類は少ないですので、すぐに覚えてしまいましょう。

この効果的な叱り方と、先にご説明した褒め方をマスター出来ればしつけの行き届いた立派なマルチーズに成長させてあげることが出来ます

③しつけは根気強く

ここまでで、心構えと叱り方を学んで頂いたことで基本はしっかりご理解頂けたと思います。

最後の項は「しつけは根気強く」ということをお伝えします。

本来心構えの項に該当する項目ですが、私がとても大事だと思っていることなので敢えてひとつの項目として抜き出しました。

とっても賢い犬種のマルチーズですが、人間と同じようにその子その子によって得意不得意があります。

甘噛みはすぐに治ってくれたけど、無駄吠えが中々治らなかったりなどです。

このような場合でも、我々飼い主側は焦らず根気強く愛犬をしつけて行くことが重要です。

ワンコの知能は成犬になっても我々人間の3歳程度の知能です。

生まれて3ヶ月から半年程度の子犬となれば人間の知能の1歳に満たないかも知れません。
それでも我々人間の赤ちゃんの時と比較したら十分すごい知能です。

そんな小さな子犬が人間の言葉や行動を理解し少しでも成長しようとしてくれることは、それだけ我々を愛してくれているからです。

少しくらい何かが出来なくたって、覚えるのが遅くたっていいんです🐶
知能から考えたら当然のことです。

根気を持って愛犬に接することは飼い主から愛犬に対する当然の義務です。

中々出来なかったことが出来るようになってくれたときの喜びは格別なものです。

時間がかかったとしても根気強く接していれば出来るようになるときは必ず訪れます。

ゆっくりでも愛犬と一緒に我々飼い主も成長していきましょう。

終わりに

ここまでお読み頂きありがとうございます。

いかがでしたでしょうか?

基本だけでも沢山覚えることがあってちょっと大変だなと思われた方もいらっしゃると思います。
上手くできるか不安になられた方もいらっしゃるでしょう。

でも大丈夫ですよ。
最初は失敗してしまうかもしれないですが、この記事の内容を心に留めながら皆さんの愛犬へ愛情を持って接してあげてください。

そうすれば自然と愛犬へのしつけ方、接し方が身に付くはずです。

そしてその愛情は賢い犬種のマルチーズには必ず伝わり理解してくれます🐶

当ブログでは、今後もマルチーズに関する様々な情報をお伝えしていきます。

少しでもお役に立てるよう力を尽くしていきたいと思いますので今後ともよろしくお願い致します。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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